本当にあった怖い話

本当にあった怖い話 その⑥ 建てれば終わり・・・?

2022年5月23日

先日お客様と一緒にあるハウスメーカーさんのモデルルームを見に行きました。

そのハウスメーカーさんの特徴は、基礎暖房を採用していた所です。

基礎暖房とは、基礎の中(床下に当たる部分)を砕石(砂利)で埋めてしまい

表面をコンクリートで固めるそうです。

その基礎自体を温水で温めるそうですが、???がいっぱいでした。

少し営業マンとのやり取りを書きます。

 

Q1 基礎を温める仕組→当然床下の断熱材は無しになるが、湿度対策は大丈夫

ですか?

(営) コンクリートは湿度を通しませんので湿度対策は不要です!

実績がありますのでご安心ください。

A コンクリートは湿度どころか水を通します!

基礎と土台との間に防湿シートをするか、コンクリート面に防湿塗料を塗る

必要があります。そのまま床の施工をすると、床下が10年もすれば湿気で

ボロボロになります。

 

Q2 長期優良住宅と同等の性能だそうですが、長期優良住宅の認定はされるの

ですか?

(営)はい、長期優良住宅は申請すれば認定されます。その場合は個別の対応

になりますので、申請料が大きさに応じて250万円~300万円ほどかかります。

A これは会社によって違いはありますが、申請料は高くても60万円~70万円

です。恐らく残ったお金で、長期優良住宅に必要な補強をされるのだと思いま

す。そのままでは申請ができないので、例えば基礎の補強、構造材、配管、

接合金具などにかかる費用だとおもわれます。

 

Q3 基礎を埋めてしまう工法ですが、基礎の中が水漏れした場合はどの様に

修理するのですか?

(営)そんなお粗末な工事をしませんので、水漏れは起こりません!

(私)と言う事は、保証されているわけですね?

(営)保証はありません!水漏れ等の事故はございません!

(私)どうして言い切れるのですか?

(営)正確な工事なので水漏れは起こりません!

(私)では、もし水道管が破裂した場合の修理方法を教えて下さい。

(営)破裂した水道管の通っている基礎を壊して修理します。

(私)上の建物も壊すのですか?

(営)はい、建物があれば基礎を壊せませんので!・・・

A だから基礎の中は人が入れるようになっているのですよ!

 

皆様上記のやり取りをどう思われますか?

営業マンの知識や会社の方針ですが、????だらけです。

「売れば後は面倒を見ません」と言っているのと同じだと思いました。

住宅は「建てれば終わり」という物ではありません。

建ててからそこで幸せな家庭を築く場所です。

住宅の補修は、建ててから15年後ぐらいから始まります。

ちょうどお子様が大学や専門学校に進学する時期と重なりますので、

お子様の将来にも関係すると言っても過言ではありません。

トラブルやリフォームは無い方がいいと思います。でも、あった場合

を考えてメーカーさんの仕様を聞いて下さい。

 

「本当にあった怖い話」が参考になれば幸いです。

 

住宅の購入・新築に少しでも不安や不満があれば、遠慮なく弊社まで

ご連絡下さい。

不安を抱えたままにしないで下さい。

 

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